「曜日」の発祥は?
一昨日は太陽暦、昨日は24時間制
の歴史的発祥についてお話ししましたが、
今日は、
トリビアな発祥シリーズ
最終回。
「曜日の発祥」
についてお話しします。
私たちが使っている
月火水木金土日
の7曜日、
これが西洋占星術の世界観に基づいているといったら
驚きですね。
今日はそのお話をしていきます。
昨日お話しした、24時間制。
これはエジプト世界で生まれたものなのですが、
曜日は、更にこの24時間制に
バビロニア世界の天文学の知識が
加わって、成立したものなのです。
古代の世界でもっとも
天文学が発達していたのは、バビロニア世界でした。
なぜなら、バビロニア世界では、
太陰暦という月の運行を基準にした暦を
古来から使っており、
また、彼らの宗教の最高神は、
シンという月の神様でした。
そして、同時に彼らは7つの惑星に
それぞれ自分たちの神様を当てはめて
信仰する、星辰信仰をもっていました。
実は7つの惑星全てに自分たちの
神を当てはめ、惑星を信仰の対象としたのは
バビロニア世界が初めてでした。
そして、月や惑星の運行は
太陽よりも複雑で、
そのため月の運行を予測する為の
天文学が他の地域よりも
複雑に発展しました。
そして、バビロニア世界の天文学の
観測も正確で
地球からの惑星の配置を近い順から
月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星
と正確に把握していました。
さて、これらのバビロニア世界で知られていた
惑星の順番とエジプトに発祥した24時間制の融合こそが、
曜日の順番を生み出す要素となったのです。
アレキサンダー大王によって始まった
バビロニア世界の文化と、
エジプト世界の文化が融合した
ヘレニズム期の
アレキサンドリアという都市の占星術師は
このように曜日の順番を出して行きました。
まず
バビロニア世界で知られていた惑星の順番を
地球から遠い順番で
土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月
としてならべ、
次に一日24時間の1時間ごとに
土星から順番に、
土木火日金水月
とならべていきました。
そして、1日目のサイクルは、
土木火日金水月 土木火日金水月 土木火日金水月 土木火
と並び、
2日目はそれに引き続き、
日金水月土木火 日金水月土木火 日金水月土木火 日金水
3日目はそれに引き続き、
月土木火日金水 月土木火日金水 月土木火日金水 月土木
4日目は、
火日金水月土木 火日金水月土木 火日金水月土木 火日金
5日目は
水月土木火日金 水月土木・・・・・
6日目は、
木火日金水月土 木火日・・・・
7日目は、
金水月土木火日 金水月・・・
そして一週間経った8日目に、
土木火日金水月 土木火日金水月 土木火日金水月 土木火
と戻ってくるのです。
もうお分かりと思いますが、
24時間の1時間ごとに、先ほどの土木火日金水月の
地球から遠い惑星の順番に並べて行くことで
一日の最初の一時間が、その日の曜日、
とされたのです。
これを並べて行くと
土日月火水木金
という曜日の順番になったのです。
現代ではこれを
日曜から始めて、日月火水木金土
あるいは
月曜から始めて 月火水木金土日
としていますね。
曜日を考え出したのは、アレキサンドリアの
占星術師だったようです。
意外なところに、そして身近なところに
このような占星術の知識が何千年も
生きているのです。驚きですね。

