Jul05

人間同士のつながり

僕の大きな大きな人生のテーマとして、
「人間同士の関係性」というものがある。


お客様と深いこころのレベルで向かい合う仕事をしているのも、
その自分の問題意識の延長線上にあるということを強く感じる。


それぞれの人間がそれぞれに違う個性を持ち、
そしてそのような様々な個性が集まり
ともに生きていくこの現代の社会で、


「人間同士のつながり」とは
いったいどのようなものになるのだろうか。


「人間関係」は、時にもっとも厄介で、
時にどんなものよりも大きな幸せを運んでくれる。
 
 
僕がこのような「人間関係」というテーマを
今でも強く持ち続けている原因の一つに、


少年時代の
阪神淡路大震災での被災体験
というものが大きく影響を与えているということを、
強く感じる。


阪神淡路大震災では
1995年1月17日の朝5時46分を境に、
文字通り全てが破壊され、
電気も、
水も、
ガスも、
文化的生活も、
未来のある建設的な都市の夢も、
豊かな生活も、
なにもかもがなくなった。


「ひとのつながり」と「助け合い」
本当にこれしか生きるすべは残されていなかった。


僕の被災した須磨区の実家では
電気が復旧するのに2週間、
水道の復旧は1ヶ月、
ガスの復旧は3ヶ月かかった。


それまでの間、
生きていく為には、
物々交換や、
救援物資、
あるいはボランティアの方からの援助など
「人間同士のつながり」
が命をつないでいた。

12年前の阪神淡路大震災という
あの凄まじい経験は、
とても大切なことを教えてくれた。


大切なこと。
 
 
それは、どんな困難な時でも、
どんなに物質的に精神的に絶望的な状況におかれようとも
「人間の協力」
「人間同士のこころのつながりの強さ」
があれば、
人は支えあえるし、
必ずどんな難局も乗り越えることができるんだ
という経験と信念であった。


12年経った今、
意識的にも
無意識的にも
震災の記憶や経験は
今の自分の人生を動かしている。


震災で生き残ったからこそ
震災で亡くなった多くの方々のためにも
あの日々に学んだ大切なこと


「人間同士の支えあい」を
「今」に活かしていきたい。

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