心に残る神話 『月に昇ったうさぎ』
こんにちは、ユピテルジョージです。
今日は、昨日読んでいた本の中で、
とても心に残ったお話を紹介します。
昨日読んでいた本、
草下英明著『星の神話伝説集』(社会思想社 現代教養文庫,1982)
の「月に昇ったうさぎ」
というお話です。
このお話、手塚治虫さんの『火の鳥』にも
出てきていて、
なんとも不思議で心に残る話だなー
とその時からとても印象深く心に残っており、
昨日それが昔から伝えられる神話である
ということがわかり
神話の奥深さ、人々の心を捉える魅力に
感銘をおぼえました。
さて、それでは、月に昇ったうさぎのお話を
ユピテルなりに要約してお話しします。
僕たちは、月の影を見て
「うさぎが餅をついている」
と思い浮かべます。
実は、この月の影が
うさぎの形に見えるという伝説の原型は、
インドのジャータカ神話から由来しているそうです。
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昔、インドには、
仲の良い、うさぎとキツネとサル
の3匹の獣が住んでいました。
彼らはいつもこう話しあっていました。
「僕たちは前世の行いが悪かった為に、
今はこんな獣の姿になっているのだ。」
「せめて今からでも世の為
人のために善行を積んで、
何かの役に立とうではないか。」
そうして彼らが話していたのを
帝釈天がお聞きになって、
「なかなか感心の出来る獣たちだ。
せっかくだから、いいことをさせてやろう。」
そうして、一人のよぼよぼの老人に身をやつして
三匹の前に姿を現しました。
獣達は大はりきりで、
早速、善行をほどこそうと
サルは、木に登って木の実や果物を集めて持ってきます。
キツネは川に行って、魚介類を集めてきます。
ところが、
うさぎはというと、サルやキツネのように、
これといって特技がないので、
なにももってこれなかったのです。
思いあまったうさぎは、
老人にたき火を焚いてもらい
「私は何も持ってくることができないので
せめて私の身を焼いて、私の肉を召し上がってください。」
といって、自ら火の中に飛び込んで
黒こげ
になってしまいました。
これをみた帝釈天は
3匹にむかっていいました。
「お前達三匹は、とても感心なものたちだ。
この次に生まれ変わったときには、
立派な人間として生まれて来れるようにしてやろう。」
「しかし、特にうさぎの心がけは立派なものだ。
お前の黒こげの姿は永遠に月の中においてやることにしよう。」
そうして、月の表面には、
黒くこげたうさぎの姿が残されることになりましたとさ。
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大昔から伝えられる神話ですから、
現代から見ると大変
人間中心の考えのように感じられたり、
少し残酷な面も否めませんが、
しかし神話のもつ魅力、人々の心に残る力や魅力というのは
とてつもないものがあるなー、と
昨日このお話に触れたとき強く感じました。
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