神話におけるトリックスターについて
こんにちは、ユピテルジョージです。
皆さんは、トリックスターという
言葉をご存知でしょうか。
トリックスターとは、
神話の中で、
いたずらを通して
物事を錯乱させて、
しかし、その混乱の中で
もともと出会うことのなかった
2つの世界を
いつのまにかくっつけてしまう存在
という意味を持っています。
北欧神話のロキ
西遊記の孫悟空
ギリシア神話のヘルメス
日本神話でいうとスサノオ
トランプでいうとジョーカー(!)
といった存在です。
いたずら好きで
多くの人をカンカンに怒らせ
混乱させるのだけれど、
どこか憎めない、
愛嬌のある存在。
不思議にどの地域の神話にも
そのようないたずら好きな神様
が出てくるのです。
こういった神話の世界も、
どこからしら、日常の世界に繋がっている
という感覚があるから、
ずっとずっと語り継がれてきた
のかもしれないと
最近強く思います。
皆様の身の周りにも
このようなトリックスターみたいな人
いますでしょうか?
最初は彼(彼女)のいたずらに
カンカンにおこっていたけれど、
時間が経って、落ち着いたら
自分がこれまで
知らなかった世界を知るきっかけとなったり
多分その人と出会っていなかったら、
今の自分はなかったのだろうな、
という人。
思い浮かべてみると、
誰しもそういう
自分の人生におけるトリックスターと
呼べるような人が
一人はいるでしょうね。(笑)
昨日の『月に昇ったうさぎ』もそうですが、
神話はこうした日常世界を
もうひとつの眼差しで見るための
面白い感覚を伝えてくれる
不思議な存在なんだなと思います。
ことばには出来ないけれど
うなずける感覚、
共有できる感覚、
そういうものが神話の中には
きっとつまっているのでしょうね。








