May19

3つの悩みの類型とその処方箋

人間には
ほんとうにくるしいときに存在する
3つの悩みの類型があります。
 
 
その三つというのは
経済的な悩み
健康の悩み
人間関係・愛情の悩み
の三つです。
 
 
こうしたときに
これらの悩みが
どのように解決できるのかというと
 
 
それは3つあります。
 
 
自分を深く掘ること(知ること)。
崩れたセルフバランスを平衡状態にもどしていくこと。
そして
そうしたプロセスを支え、お互いに補いあう人々の協力関係。
 
 
おおよそ
悩み
というのは
何かに気付いてもらう為に
魂が
与えてくれる試練でもあります。
 
 
特に現在は
社会的に見ても
この3つの悩みというのは
表面化しやすい
悩みだと言えます。
 
 
いわゆる
現代病というものです。
 
 
バブル崩壊以降
日本の終身雇用制は破綻し
雇用の流動化
経済格差の拡大
そうしたもののなかで
 
 
人々の間での
経済的な悩みというものは
大変深刻なものとなってきています。
 
 
現代の社会というものは
人間らしさ中心ではなく
お金と利益を中心にまわっている
世の中なので
本来はお金は人々を豊かにする為につくられたものなのに
お金の為に
自分の健康を犠牲にしてまで働かなくてはならない
というおかしな状況となっています。
 
 
特に、若い人と高齢者をとりかこむ
経済的な問題というのはこれからより
いっそう大きな問題として
表面化してくると思います。
 
 
健康の悩み。
 
 
さまざまな病気が
西洋医学の発達にともなって
治療可能になっている今
 
 
いちばんの健康を害するものと言えば
ストレスです。
 
 
現代の社会は
一見豊かそうに見えて
実は
たいへんストレスの多い
社会です。
 
 
健康的な食生活も
かなり注意しないと
栄養的な片寄り
食事の不摂生
などにすぐに
陥ってしまいがちです。
 
 
ストレスは
思った以上に
体を痛み付けて行きます。
 
 
バランスがとれなくなってしまった段階で
体は
もっと私を大切にしてという
「病気」
というシグナルを
出すのです。
 
 
 
最後に
人間関係
愛情の飢餓。
 
 
実は
これが
現代社会の中で
もっとも
深刻な問題です。
 
 
日本が近代化するにしたがって
だんだんと
村というコミュニティーが
離散して行き
 
 
個人主義が台頭し
核家族化
地域コミュニティーの喪失
 
 
という現象が
 
 
特に、70年代以降
顕著に見られるようになっていきます。
 
 
人間は
文字通り
人の間で生きて行く
生き物です。
 
 
私が占いのセッションをやっていて
強く感じるのが
大変多くの人々が
 
 
愛情の飢饉に
おちいっていること。
 
 
もっと愛されたい。
もっと大切にされたい。
 
 
そうおもっているのに
そういえない。
 
 
あるいは
そうおもっていることさえ
気付かない。
 
 
最近多い
家族殺しや
理解しがたい不可解な事件という
ものの
ほんとうの根幹には
 
 
この現代的な病である
愛情飢饉ともいえる状況が
よこたわっている
ことがあげられます。
 
 
 
こうしたものを
それでは
どのように解決して行けば良いのか。
 
 
それが先に述べた
自分を深く掘ること(知ること)。
崩れたセルフバランスを平衡状態にもどしていくこと。
 
 
そしてそうしたプロセスを支える
人々の協力関係
というものがあげられます。
 
 
様々な問題は
バランスが崩れること
から生じます。
 
 
経済的なバランスが崩れ
健康的なバランスが崩れ
愛情の授受のバランスが崩れ
 
 
そうしたなかで
現代というのは
こうした崩れたバランスを
いかに
他者と協力しあう中で
調和的な
自分らしいバランスを
培って行くのか
 
 
ということを
否応無しに問われる時代に
なってきています。
 
 
こうしたものを
しっかりと癒して行くもの。
 
 
それは
ひとことでいって
 
 
分かち合い。
 
 
です。
 
 
人間は
一人一人が
特別な存在。

 
 
それは
理想でもなんでもなく
まったくの
事実なのです。
 
 
ただ、
近代から現代の世の中というのは
どこでも
効率が良く
高品質で
安定した
ものづくり
サービスをつくり
経済的に豊かになることが
真の豊かさであると
考えられた時代であった為
 
 
ひとは均質で
等質なものとして
便宜上とらえるしかなかった
時代であったといえるでしょう。
 
 

しかし、ある程度
経済的にも豊かになり
ひとりひとりの物質的な豊かさのベースが
しっかりとしたものになった
現代においては
 
 
むしろ最初に
除外していた
ひとりひとりの
特別さ
というものが
逆に
はっきりと明るみになってきているとも
いえるのです。
 
 
 
こうした時代で
とても大切なのは、
 
 
「分かち合い」
というキーワードです。
 
 
ひとりひとりが特別な存在である
ということは
ひとりひとりが
協力しあうことによって
あるいは自分自身の本質的な姿を
社会の中で
ともに分かち合うことによって
 
 
お互いを満たし
自分自身が持っていないものを
満たせるようになってくるからなのです。
 
 
これは
「競争原理」
のなかでは
なかなか満たされない
ものです。
 
 
人間関係の中で
自分を深く知り
 
 
分かち合いを通して
自分にあるもの
自分にないものを
人間関係の中で補完しあい
自分の中のバランスをとって行く
他者を支えて行く。
 
 
そうしたことが
現代的な病を
少しでも救う
処方箋になるのでは
ないでしょうか。