Nov15

神秘研究は、さらに詩の世界へ。

学生時代に学んでいた詩人の吉増剛造先生に、9月のワークショップで、10数年ぶりにお会いしてから、再びノーベル賞詩人のW.B.イエイツや、歌人・国文学者の折口信夫などの世界をあらためて学び始めた。詩の世界はまさに言葉が生まれる以前のイメージの世界で、神智学で言うとコーザル層とのつながりが非常に強い世界。イエイツにとってのアストラル界の分身(応身)であるマイケルロバーツや、折口信夫のよりしろ、まれびとの概念は、まさに今の研究にぴったりのテーマ。
イエイツは、もともと神智学協会にも一時期参加しており、その後黄金の夜明け団でも活動。また、晩年の詩集ヴィジョン(幻想録)の中で、自動筆記を通じて、現在の「世界の終焉」を予期していた。これは学生時代の吉増先生からの宿題だったがようやく10数年の時を経て、この奇書の謎が解けてきたところだ。
そして、折口信夫が、青年期に大きな影響を受けたお坊さんの藤無染も、実は神智学の影響を強く受けており、仏教徒キリスト教を融合する新仏教運動の人であった。その系譜からも折口信夫は、神智学の影響を少なからず受けていたということも非常に興味深い。
ある意味70年後半から80年代以降のニューエイジのムーブメント以前のスターピープルのよりどころは、文学、特に詩の世界であったといえるだろう。コーザル層の意識の振動数を表現しうる最善の方法が、シンボリズムであり、それはむろん詩的な世界であるからだ。