Dec16

神智学

神智学は、キリスト教世界が東洋の叡智に触れたことで普遍的な宗教の礎を築いた営みだとされるが、これは東洋から見ると逆に、東洋の叡智が、キリスト教世界に触れることによって普遍的な宗教として生まれ変わったいう視点でもありうるということは大切だ。キリスト教が、神智学運動を通じてヴェーダ神学やチベット仏教から大きな影響を受けたように、逆に、例えば日本であれば、逆に仏教や神道の世界観がキリスト的世界観から大きな影響を受けたものともいえる。両方の視点が大事。特に仏教と神道という全く別の体系がひとつになった神仏習合の地であった日本の場合は、そもそも古来から、それ以前にもある意味もともと神智学的な文化だったともいえる。