Apr02

ゲーテのファウスト

とてもシンプルに言うと、ヒーリングをするにしても、キリスト教、神道、仏教、神智学(グノーシス主義)、占星術、心理学、量子力学、宇宙物理学、それぞれを学究しながら、詳しくなるべきだということだね。その上で、自力(行いによる救い)と他力(信仰による救い)の両方をしっかりとおさえていくこと。まさにゲーテのファウスト博士の物語そのものだね。
最終的に、技による救いを究めたファウスト博士も、結果的には、技による救いによって救われることはなかった。しかし、一方でメフィストフェレスも予期しなかった形で、信仰による救いによって、ファウスト博士は救済される。どれだけ知を究めても、最後は、神の掌の上にいるにすぎない。ある意味、これはソクラテスの「無知の知」ともつながるものがあるといえる。人は考える葦なのだ。人間は、自然の中でもっとも弱い一本の葦みたいなものだが、それは考えるという能力をもった存在だということ。しかし究極的には、考えることによって救われるわけではなく、救いは主の一方的な恵みによってもたらされるということ。