Apr04

継続は力なり

2001年~6年の、自己責任論が台頭していた小泉政権下の時代背景で、身に着けた考え方なんだけれど、「組織に属さずに、自分らしい人生を歩むこと」というテーマをずっと実直に取り組んできた。その中で、結果的に自分自身がうまく行った要因を振り返ると、「抽象度を高めること(教育・自己投資)」と、「継続性(地道な努力の積み重ね)」の二つにあったと思う。
特に、この継続性というのは非常に重要で、本当に骨が折れることなんだけれど、あの当時の過酷な時代背景だったからこそ、どんなことがあってもあきらめずに努力し続けることの大切さを学べたと思う。継続性というのは、本当に、地味なんだけれど、結果的に一番大事で、なおかつ今の時代同時に軽視もされやすい領域だと思う。
よく例えらえる話だけれど、湖の白鳥のように、その時代で派手な成功を収めているようにみえる人も、水面下では一生懸命足を漕いでいる。経済学の理論においても同じことがいえるが、「労働の負の効用」を積み重ねていった結果、ようやく初めて「正当な対価」を得ることができるというのは、人間心理としては当然なことだと思う。
しかし、ミスチルの「終わりなき旅」のように、高い壁を目指して限界に挑戦し、もっと大きな自分を探すというアイデンティティを形成してきた青年期を過ぎ、今や立派な壮年期。壮年期のテーマであるジェネラティビティの獲得を考えると、時代背景も変わった今、この「継続は力なり」ということを、次の世代に伝えるということは、非常に難しいもの。ノウハウや、技術は、抽象度を高めた知恵によって、シンプルに伝えられるけれど、実際にそれを具体的な領域へと落とし込む段階においては、いかに努力を積み重ねてきたかが本当に大きな差を生む。ひとっとびで大きな成果を生み出すためには、結果的にそれまでにどれだけの人生の積み重ねをしてきているかがとても大事に思う。その意味で、一日一生。一日一日を大切に生きていくということは、どんな時代においても、軽視してはいけないと思う。