May15

カールバルトのローマ書講解

キリスト教神学研究で読み始めた、カールバルトが凄すぎる。ローマ書講解を読みはじめているのだが、非常に難解。しかし、不思議に、読み進めていくと、神と人との関係性について、ストンと落ちてくるものがある。この読書感がなんともいえない心地よさがある。難解な言葉に見えて、そもそも抽象度が高い世界についての話なので、確かにこう表現しないと説明ができないというのも、ひとつひとつの節を読み進めていく中で、よくわかってくる。ここまでスラスラと神の世界を表現するための言葉が出てくるというのは、まさに召命された天才としか表現できない。2000年に及ぶキリスト教史の中でも、アウグスティヌスや、トマスアクィナス、カルヴァンなどに並ぶ非常に重要な神学者といえるが、こうした文章が読める時代に生まれることが幸せなことだ。