May18

ヘブライズム的価値観を知ることの大切さ

日本の近代化は、ヘレニズムの影響を受けてきているが、ヘブライズム的なものはあまり受容されていないということなんだな。
鎖国や、キリシタン弾圧はある意味で、ヘレニズム的なものを受け入れ、ヘブライズム的なものを排除してきたということ。もともと天皇制を持つ日本にとって、ヘブライズムを受け入れるということは、天皇制の否定になってしまうため(とはいえ実際は皇統は、ヘブライズムにさかのぼるというのが日ユ同祖論になるのだが)国体を守るためには、理論上取り入れることはできなかったということ。ヘブライズムの拒否は、ある意味では正しい。
しかし、その一方で、キリスト教圏の国々では、キリスト教が国教として認められたローマ帝政時代以降、あくまでヘブライズムがベースにあってのヘレニズムであるため、たとえヘレニズムの影響が大きくなり、その構造ゆえに、サタニックな影響が出始めても、必ずヘブライズムによってバランスがとられていた。今アメリカが、福音派というキリスト教原理主義によって、右傾化しているのも、ある意味これまでの歴史の中で何度となく神と人間との間で繰り返されてきた営みだといえる。旧約聖書の中にも幾度となくこうしたことは記述されている。
しかし、日本において非常に重要なことは、こうしたヘレニズム対ヘブライズムという対立構造がないために、ヘブライズム的な価値観が、サタニックな方向に進んでいく時に、西洋がそうであるような歯止めの構造があいまいにならざるを得ないこと。これは、ヘブライズム的な価値観をしっかりと学ぶことでしか防げない部分があるのだと思う
ヘブライズムとはすなわち、契約主義。日本人が、契約という概念に疎い(ゆえにビジネスやお金に対するユダヤ的つまりヘブライズム的な感覚も疎い)のも、そもそもその背景にある聖書の基本概念を知る機会がないということが重要な理由としてあると考えられる。
その意味で、国際的な感覚を養うためにも、ヘブライズム的な価値観をしっかりと学ぶことは非常に重要なことであるといえる。そうすれば、日本の皇室がなぜ世界に誇るべきものなのかということも、自然に理解できるようになると思う。天皇の皇位がなぜ男系によって継承されてきたかということも、ヘブライズム的な教養がなければ、理解できないこと。ヘレニズム的な価値観だけで霊的な問題を語ると、特に日本の場合は非常に危険なものになりうるということは、とても重要なテーマだね。
むろんこれはビジネスにおいても同じことが言え、ヘブライズム的、つまりユダヤ的な契約概念を知らずに、起業をしたり、ビジネスを発展させようと思っても、うまく行かないということ。その意味でも、ヘブライズム的な価値観をしっかりと学ぶためにも、聖書における契約概念を学ぶということは、ヘレニズム的な価値観に基づく自己啓発の本や、ビジネス本を読むことよりも重要なことであるといえるのではないだろうか。