May21

平田篤胤とキリスト教

かなり衝撃的なことではあるが、聖書の素晴らしさを深々と感じながら、聖霊の働きによってふと気になって色々調べていたら、どうも江戸時代の復古神道(古神道)の創始者である平田篤胤も、同様に当時幕府によって禁書となっていたカソリックの教義に触れて、聖書的な世界観をベースに現在の日本の形を決定づけた神道の教理(復古神道/古神道)を形成していったようだ。
さらに、キリスト教神学の三位一体(父と子と聖霊)と、日本神話の造化三神(天御中主神・高御産巣日神・神産巣日神)について調べていたら、やはり中国から伝来したキリスト教ネストリウス派である秦氏の影響で、日本神話に入った神のようだ。興味深いのは、子と聖霊に対応する、高御産巣日神・神産巣日神は、高天ヶ原に出現した神であるが、これはまさに聖書の中におけるアブラハムの故郷であるタガーマ州ハランという街に対応する。

「そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、 『あなたの土地と親族を離れ、わたしが示す土地に行け』と言われました。 それで、アブラハムはカルデア人の土地を出て、ハランに住みました。神はアブラハムを、彼の父が死んだ後、ハランから今あなたがたの住んでいる土地にお移しになりましたが、」
使徒言行録 7:2-4 新共同訳
https://www.bible.com/1819/act.7.2-4.新共同訳

もともと日ユ同祖論において、神道とユダヤ教は不思議なくらい共通項が多いことは知っていたのだが、平田篤胤という存在によって、(特に明治期以降に形成され、今の皇室を中心とした形を作った国家神道において)キリスト教とのつながりはより明確なものになる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%83%A6%E5%90%8C%E7%A5%96%E8%AB%96

キリスト教の影響を受けた江戸後期の平田篤胤の復古神道(古神道)は、その後、平田学派を形成し、尊王攘夷思想・討幕運動によって、幕藩体制を脱する王政復古の流れが生まれ、国家神道を形成するに至った。

日本の近代化の宗教的な背景は、平田篤胤の聖書研究によって、日本神話の中に聖書的ヘブライズムが日本に大いに流入し、それが結果的に幕藩体制の打倒と、皇室を中心とした近代国家の形成につながったということか。

平田篤胤自身は、聖書的な世界の影響を大いに受けて、造化三神の天御中主神を最高神としたキリスト教の教義と非常に似た教理のルーツを形成していった。これはかなり驚くべきことだ。つまりすでに現在の日本霊性の中に、聖書的な価値観がやはり背景にあるということなのだから。確かにこの神学的背景で言えば、間違いなく男系継承であるべきということになる。ヘレニズム的な価値観で判断すべきテーマではなく、ヘブライズム的な価値観を守らなければならないということでもある。