May22

ヘレニズム化する時代こそ、エコーチェンバー型群発カルトの問題が起こる。

イエスの時代も、ヘレニズムの時代だったがゆえに、様々な文化が混交し、社会的な規範や常識が相対化され、ゆえに頼るべきものが自分しかない(ように思える)個人主義が台頭した時代。まさにグローバル化と情報化が進む今の時代と非常に似た社会背景にある。そのため様々な自分が所属していた文化を相対化するための、ネオプラトニズム主義的、グノーシス主義的な、個人主義的な神秘主義が台頭した時代。グローバル化は、シンクレティズムと、それらを統合するためのグノーシス主義的な神秘思想を引き起こすということが、僕自身の大学の卒業論文のテーマだった。

聖書にもこうしたことは如実に記載されており、特にグノーシス主義的な傾向ゆえに、現在SNS上でしばしばみられるようなサタニックな影響を受けた「エコーチェンバー型群発カルト」が存在していたことが分かる。聖書では「偽預言者」「偽教師」として、表現されている。もちろんこれは滅びの道だということを、知らなければならない。こうしたことはいくらヘレニズム主義的(個人主義的、自由主義的)なセラピーや占星術を学んでも、聖書的な価値観、へブル的価値観を知らない限り、同じ過ちを繰り返すことになる。こうした偽教師から自分の身を守ることはもちろんのこと、また、自分自身がこうした偽教師になり、滅びの道に進まないためにも大切なことだ。

「イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」 イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。 わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。 戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。 民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。 しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。 そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。 そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。 偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。 不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。 そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」」
‭‭マタイによる福音書‬ ‭24:3-14‬ ‭新共同訳

「「偽預言者を警戒しなさい。彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。 あなたがたは、その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。 すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。 良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。 良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。 このように、あなたがたはその実で彼らを見分ける。」」
‭‭マタイによる福音書‬ ‭7:15-20‬ ‭新共同訳‬‬

「愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、神から出た霊かどうかを確かめなさい。偽預言者が大勢世に出て来ているからです。 イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。このことによって、あなたがたは神の霊が分かります。 イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません。これは、反キリストの霊です。かねてあなたがたは、その霊がやって来ると聞いていましたが、今や既に世に来ています。 子たちよ、あなたがたは神に属しており、偽預言者たちに打ち勝ちました。なぜなら、あなたがたの内におられる方は、世にいる者よりも強いからです。 偽預言者たちは世に属しており、そのため、世のことを話し、世は彼らに耳を傾けます。 わたしたちは神に属する者です。神を知る人は、わたしたちに耳を傾けますが、神に属していない者は、わたしたちに耳を傾けません。これによって、真理の霊と人を惑わす霊とを見分けることができます。」
ヨハネの手紙一 4:1-6 新共同訳

「かつて、民の中に偽預言者がいました。同じように、あなたがたの中にも偽教師が現れるにちがいありません。彼らは、滅びをもたらす異端をひそかに持ち込み、自分たちを贖ってくださった主を拒否しました。自分の身に速やかな滅びを招いており、 しかも、多くの人が彼らのみだらな楽しみを見倣っています。彼らのために真理の道はそしられるのです。 彼らは欲が深く、うそ偽りであなたがたを食い物にします。このような者たちに対する裁きは、昔から怠りなくなされていて、彼らの滅びも滞ることはありません。」
ペトロの手紙二 2:1-3 新共同訳

「主は、信仰のあつい人を試練から救い出す一方、正しくない者たちを罰し、裁きの日まで閉じ込めておくべきだと考えておられます。 特に、汚れた情欲の赴くままに肉に従って歩み、権威を侮る者たちを、そのように扱われるのです。彼らは、厚かましく、わがままで、栄光ある者たちをそしってはばかりません。」
ペトロの手紙二 2:9-10 新共同訳

「不義を行う者は、不義にふさわしい報いを受けます。彼らは、昼間から享楽にふけるのを楽しみにしています。彼らは汚れやきずのようなもので、あなたがたと宴席に連なるとき、はめを外して騒ぎます。 その目は絶えず姦通の相手を求め、飽くことなく罪を重ねています。彼らは心の定まらない人々を誘惑し、その心は強欲におぼれ、呪いの子になっています。」
ペトロの手紙二 2:13-14 新共同訳

「この者たちは、干上がった泉、嵐に吹き払われる霧であって、彼らには深い暗闇が用意されているのです。 彼らは、無意味な大言壮語をします。また、迷いの生活からやっと抜け出て来た人たちを、肉の欲やみだらな楽しみで誘惑するのです。 その人たちに自由を与えると約束しながら、自分自身は滅亡の奴隷です。人は、自分を打ち負かした者に服従するものです。 わたしたちの主、救い主イエス・キリストを深く知って世の汚れから逃れても、それに再び巻き込まれて打ち負かされるなら、そのような者たちの後の状態は、前よりずっと悪くなります。 義の道を知っていながら、自分たちに伝えられた聖なる掟から離れ去るよりは、義の道を知らなかった方が、彼らのためによかったであろうに。 ことわざに、/「犬は、自分の吐いた物のところへ戻って来る」また、/「豚は、体を洗って、また、泥の中を転げ回る」と言われているとおりのことが彼らの身に起こっているのです。」
ペトロの手紙二 2:17-22 新共同訳

日本の霊性が、サタニックな影響を受けたエコーチェンバー型群発カルトに惑わされず、人やものといった偶像ではなく、主を礼賛する霊的に正しい方向に向かいますように。主イエス・キリストの御名においてお祈りいたします。アーメン。