Jun16

アストロドラマ 大地の蠢き、天空の囁き。 (第一夜)

 僕たちが生まれた大地。その大地を明るく照らし、全てのものへ、そのエネルギーを分け隔てなく、そして無尽蔵に運んでくる太陽。全ての生物、全ての無機物、全ての惑星は、その光のもとで今も生命(いのち)を宿しながら、この宇宙の中で存在の光を放つ。僕たちは一人一人が一人一人の生命を中心にして日々生きている。そして、その一人一人の生命を中心にして、様々な人々、物、エネルギーが循環している。僕たち全ての中に、太陽が存在する。


 その太陽の光を浴びて、輝く星。それが月、神秘的な海のような妖しい光をたたえながら、時に優しい母のように、その光で僕たちを包み込む。毎夜姿を変えながら、月は移ろう。月は、僕たちをその優しい光で僕たちを包み込みながら、僕たちの魂の絆に気付かせてくれる。そして、ただただ優しく包み込む。僕たちは、そこに残る懐かしい情景を思い浮かべる。月は満ちる。しかし時にその姿さえも消して行く。


 太陽、そして月。人類の歴史が始まって以来、天空には多くの神々が宿ってきた。地上の歴史と同じように、天空の歴史は様々なドラマに溢れている。ここでは、それをアストロドラマと呼ぼうではないか。僕たちの住む大地の歴史を、ジオドラマと呼ぼうではないか。このアストロドラマとジオドラマの接点、つまりその二つの世界の対話の歴史は、多くの場合、神話や宗教に書き残されたのではないだろうか。


 今日から三夜にわたって、『アストロドラマ 大地の蠢き、天空の囁き』と題し、この天空と地上との対話の歴史ともいえる、「西洋占星術の歴史」についてお話しします。


 第一夜の今日は、占星術の誕生の歴史について紐解いていきましょう。占星術の胎動は、チグリス・ユーフラテス川地域に発展したメソポタミア文明に遡ります。紀元前8000年から7000年ごろ、最初にこの地域に定住したのがシュメール人でした。彼らは月の満ち欠けをもとに太陰暦を作り上げました。シュメール文化は、後に遊牧民セム族系のアッカド人(BC3000年ごろ)、バビロニア人(BC2000年)に引き継がれて行きました。そして、このバビロニアの人々は、ローマやギリシャの人々によりカルデア人と呼ばれるようになりました。


 このカルデア人達は、もともと遊牧民でした。遊牧生活は、定住生活に比べて、明日の生活がどうなるか分からない、そのような不確定要素の強い生活でした。そのような背景からか、彼らカルデア人は、天空の事象と大地の事象とのの関係を記載し、それらを活かそうとして行きました。このカルデア人の知恵こそが占星術誕生の大きな原動力となりました。


 その後、紀元前500年ごろには現在使われている12星座の原型が出来上がりました。12星座とは、つまり春分点(春分に太陽が位置する天文学上の位置)から、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、乙女座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、水瓶座、うお座の黄道上の12星座です。


 バビロニアで生まれた占星術は、その後、ギリシャ・ローマ世界に伝播します。初めてギリシャ世界に占星術がもたらされたのは、紀元前4世紀ごろのギリシア世界のコス島にたどりついたバビロニアの神官ベロッソスによってだといわれています。神官ベロッソスによって持ち込まれたバビロニアの占星術は、プラトンや、アリストテレスといったギリシアの哲学と融合し、人がよりよく生きる為にはどうすればいいか?ということを問う、個人のための占いが誕生しました。実は、個人の生きる意味を説いたギリシャ哲学にたどり着くまで、バビロニアでの占星術では、個人を占う占いはなく、あくまで社会を占うためのものでした。


 その後、アレキサンダー大王の東方遠征によって、ギリシア世界、オリエント世界、エジプト世界、果てはインド世界に及ぶまで文化の交流が活発化し、いわゆるヘレニズム時代が訪れます。


 この時代に、占星術は、大変大きな進歩を遂げました。ひとつには、エジプトのアレキサンドリアという都市で、多くの天文学者が精密な天文観測を行い、またそのなかで自然科学、宇宙科学がめざましい発展を遂げました。


 この時代で有名なのは、その後何世紀にもわたって支持された天動説を体系化したクラディウス・プトレマイオス(AD100-170)と、プトレマイオスによって書かれた『テトラビブロス』という占星術の教本です。この『テトラビブロス』は、西洋占星術の歴史の中でももっとも重要な書籍で、実質的に、占星術の体系はこのテトラビブロスによって完成されたといっても過言ではありません。


 さて、明日は、このテトラビブロスによって一度完成された占星術が、今度はキリスト教からの弾圧によって衰退を余儀なくされたこと、そしてしかしそれが滅びることなく、今度はイスラム世界で花開いたことをお話しましょう。


 それでは皆様また明日! 良い一日をおすごしください。

Jun17

アストロドラマ 大地の蠢き、天空の囁き。 (第二夜)

 第二夜の今日は、プトレマイオスの占星術の大著『テトラビブロス』によって一度完成された占星術が、今度はキリスト教世界の勃興と、教会からの弾圧によって衰退を余儀なくされたこと、そしてしかしそれが滅びることなく、今度はイスラム世界で花開いたことをお話しましょう。


 バビロニアからギリシア・ローマ、そしてヘレニズムの時代を経て、エジプトの大都市アレキサンドリアを中心に栄えた占星術の伝播と発展の歴史も、紀元4世紀ごろから大きな陰りを見せてきます。その大きな原因は、キリスト教が勃興してきたことにありました。313年ローマ皇帝コンスタンティヌスはキリスト教を公認し、4世紀から5世紀にかけて歴代のローマ皇帝がキリスト教に相次いで入信していきました。キリスト教は一神教の宗教であり、異教的な占星術はキリスト教の発展とともに弾圧の歴史をたどることになります。


 そして、それに更に拍車をかけたのが、ローマ帝国の崩壊でした。395年、ローマ帝国が東西に分裂し、476年西ローマ帝国が崩壊します。東ローマ帝国でも6世紀頃まで命脈を保っていましたが、その後弱体化を余儀なくされました。


 しかし、占星術はこのような弾圧と衰退の中に完全に命脈を絶ってしまったわけではありませんでした。5世紀から6世紀にかけてイエスには人格と神格との2つの姿があるとの教義をたてて異端としてカソリック教会から破門されたネストリウス派キリスト教徒たちは占星術の技術を、イスラム世界(ペルシャ)に伝播させていきます。ちなみに、このネストリウス派の教義は後に中国に渡り、景教という名で呼ばれているのでご存知の方も多いと思います。


 その後、8世紀から9世紀のイスラム世界では、占星術が再び日の目を浴びることになります。当時、イスラム世界の勃興によってイスラム世界最大の都市バクダッドには『知恵の館』という研究所が設けられ、そこではギリシア哲学とイスラム神学との融合などが行われました。また同時に、ギリシア・ローマ世界から伝わった科学技術の更なる開発研究も行われていきました。当時の占星術は、現在でいうところの天文学と不可分の存在であったので、もちろんこの『知恵の館』でも研究の対象となりました。『知恵の館』で研究を行っていた占星術家アブー・マーシャルはプトレマイオスの『アルマゲスト』『テトラビブロス』をアラビア語に翻訳し、その後イスラム世界で復興した占星術は、アラブ世界独自の手法も取り入れながら発展していきました。


 さて、明日はこのアラブ世界に発展した占星術が、ルネッサンスの時代に西洋世界に逆輸入され、そしてそれが後の科学文明の勃興とどのような関係を持ってきたのかについてお話しします。


 それでは皆様、また明日! 

Jun18

アストロドラマ 大地の蠢き、天空の囁き。 (第三夜)

 さて、第三夜の今日は、ギリシア・ローマ世界から伝播し、8世紀頃からアラブ世界に発展した占星術が、11世紀ごろから12世紀頃のルネッサンスの時代に西洋世界に逆輸入され、そしてそれが後の科学文明の勃興とどのような関係を持ってきたのかについてお話しします。当初3回シリーズの予定でしたが、次回の近代以降の占星術の歴史もふまえて4夜連続に変更します。


 さて、8世紀からの11世紀にかけてのイスラム世界における占星術の研究も、11世紀以降からより厳正なイスラム教解釈の神学が重要視されていくなかで、衰退の傾向を見せていました。


 一方、ヨーロッパでは、11世紀から12世紀にわたり、キリスト教の聖地エルサレムの奪回と、キリスト教の教義を広めることを目的に十字軍の遠征が行われました。しかし、皮肉なことにも、その十字軍の遠征の過程のなかで、イスラム世界の文化が逆輸入されていくという現象が生じました。プトレマイオスの書籍『テトラビブロス』や『アルマゲスト』を訳したイスラム世界の占星術家アブー・マーシャルの占星術文献もヨーロッパに流れ込み、スペイン、南イタリア、イギリスなどでラテン語に訳されていきました。キリスト教の教義を広めること目的だった十字軍の遠征は、その思いとは裏腹に、既に忘れ去ったはずの古代の異教的な占星術を逆輸入し、復活させていくことになったのです。


 こうして逆輸入されたギリシャ・ローマ時代の古代の文化は、ヨーロッパの新しい時代の扉を開くことになります。それが、ルネッサンス(文芸復興)の時代でした。古代の異教的神々は、人間の霊性への気づきをもたらし、腐敗していた教会権力の束縛からの解放の原動力となりました。イタリアのボローニャ大学では、占星術の講義が開かれ、ローマ教皇もこれを容認せざるを得ない状況となっていました。このような中で、キリスト教と占星術との折り合いもつけられていくようになりました。トマス・アクィナスは、『神学大全』のなかで星は指示するが、強制はしないと部分的にも占星術の正当性を認めていました。


 しかし、そのような占星術の復活とは裏腹に、占星術は科学革命の中で2度目の死を迎えることになりました。それは、天文学者コペルニクスによって唱えられた、文字通り天地がひっくり返ってしまう衝撃的な宇宙観の訪れでした。コペルニクスは地球を中心として惑星や恒星が回っているというプトレマイオス以降の常識を覆し、宇宙は、そして自分たちの住む地球は、太陽を中心に回っているのだという学説を唱えました。この地動説は、それまでの天動説で唱えられていた宇宙観を根底から覆し、いわずもがな占星術の権威もこれにともない凋落していきました。


 さて、最後の第四夜となる明日は、この地動説の到来によって長い歴史に幕を閉じると思われた占星術の歴史が近代の世界にどのように再び復興することになったかをお話しします。


 それでは皆様また明日!

Jun19

アストロドラマ 大地の蠢き、天空の囁き。 (最終夜)

 占星術の歴史について語ってきたこのシリーズ最終回となる第四夜は、コペルニクスの地動説の発表以降、いよいよ占星術もその歴史に幕を閉じると思われた占星術の、またもや奇跡的な復興の歴史について話します。

 
 天文学者コペルニクスは、それまでの惑星や恒星が地球を中心に回っているというプトレマイオス以降の宇宙論の常識を覆し、自分たちの住む地球は、太陽を中心に回っているのだという学説を唱えました。ガリレオ=ガリレイやニュートン、ケプラーなどの新たな時代の天文学者の天体望遠鏡を使った観測によって、地動説の正しさが証明されるにしたがって、占星術の土台であった地動説の権威も凋落し、次第に人々の記憶から占星術は忘れ去られていきました。


 こうして、占星術の長い歴史も幕を閉じると思われていたころでした。ある一人のロシアの女性を中心に占星術はまたもやその命を吹き返すことになるのでした。そのロシア人女性こそが、後の近代ヨーロッパの霊性復興運動の事実上の創始者となった、ヘレナ=ブラヴァツキー夫人でした。ヘレナ=ブラヴァツキー夫人は、シュタイナー教育で有名なルドルフ・シュタイナーも輩出された、神智学協会を設立しました。


 この神智学協会に所属していたイギリスの占星術家アラン・レオは、『アストロロジー・フォー・オール』『キャスティング・ザ・ホロスコープ』などといった7冊に及ぶ占星術テキストを次々に発表します。また、雑誌『モダンアストロロジー』の発行や、読者へのホロスコープ作成サービスを通して、一般大衆の心をつかむことにも成功しました。そして、アラン=レオのほかにも、ラファエル、セファリアルといった有名な占星術家も登場するようになります。


 またこの時代、星占いと聞いてすぐに思い浮かべるような誕生日だけで判断するおなじみの12星座占いも登場しました。雑誌の12星座占いが登場するまでは、一人一人占星術家がホロスコープと呼ばれる天球図を用いて占っていました。しかし、当時勃興しはじめていた新聞や雑誌といったマスメディアでは、年齢にかかわらず生まれた月だけでどんな読者にも対応できるアミューズメントとしての占いが必要とされたのです。


 そして、その大衆化の動きの中で、占星術の心理学化による新たな権威付けというものがなされ始めました。それは、心理学者カール・グスタフ・ユング(1975-1961)の心理学に端を発し、イギリスの占星術家リズ=グリーン(1946-)が創出し、日本では、鏡リュウジ氏が日本に紹介している、心理占星術です。この、心理占星術は、ユング心理学における、集合的無意識や、アーキタイプ(元型)を占星術の惑星にそれぞれ当てはめて、独自の理論を気づいているもっとも近代的、かつ心理学という科学的手続きを踏んだ占星術のひとつといえます。


 さて、四夜にわたって、古代バビロニア世界における誕生から、現代の占星術までの歴史を、ざっと追っていきました。占星術は、時には宗教から、時には科学から批判され、また同時に必要とされた極めてマージナル(境界的)な文化といえるでしょう。宗教と科学の間をゆうゆうとわたり、また長い年月にわたって批判と衰亡、そして驚くべき復活の歴史を繰り返してきたのが、占星術の歴史でした。


 しかし、おおもとをたどれば、古代も現代も、占星術は天空の世界を地上に投影することで、そこに人類の心の中に眠る物語を読み解こうとしてきました。天空の星々は、ただただ天空上を回っていたのではなく、私たちの地上の世界の物語に、幾度も何かを囁きかけ続けてきたのです。


  そのようなアストロドラマ(天空の物語)とジオドラマ(地上の物語)の歴史を振り返りながら、ふと天を見上げると、きれいな夜空が広がっています。その星の光は、何千年、否、占星術がはじまったであろうバビロニア時代よりもずっとずっと遠くの時代から、私たちに何かをささやきかけているのかもしれません。


 大地の蠢き、天空の囁きを胸に。 それでは皆様、 よい夢を。


 Have a good dream.


 ユピテルジョージ

Jun21

4元素のお話

こんにちは、ユピテルジョージです。


今日は、ユピテルの占いで一人一人にあわせて描く
占星術絵画でもっとも重要な要素である
 

4元素(火地風水)

 
についてお話ししますね。


ユピテルの占いでは
占星術絵画という占星術の世界観を
絵画の形で見えるように示した
絵を描いて行くのですが、


この占星術絵画の背景は
占星術の4元素という世界観に基づき
4種類の色で塗り分けられています。


この4元素という考え方では、世界は
火地風水の4つの元素
によって成り立っているとされています。


この4元素という考え方は、
ギリシアの哲学者アナクシマンドロスによって唱えられ、
アリストテレスによって構築された考え方で
アリストテレス以降のヨーロッパ世界でも、
哲学や医学、天文学などの学問の基礎概念となりました。


さて、それぞれの元素が、
占星術の世界ではどのようなことを表すのかについて
お話しして行きますね。

先ずは、以下の図を見てください。

%EF%BC%94%E5%85%83%E7%B4%A0.jpg


占星術の世界における4元素はそれぞれ、


火(直感)
地(実感)
風(理性)
水(感情)


という心の4つの機能を表しています。

占星術とも関係の深いユング心理学でも、
この4元素の配置と同じように


直感機能
感覚機能
思考機能
感情機能


と人間の心理を4つに分類しています。


さて、それぞれの4元素をそれぞれより詳しく説明して行きましょう。


<自己生成軸>

まず図の縦軸を見てください。この縦軸は、自己生成軸と名付けられて
いますが、この軸に表示されている火(直感・赤色)と地(実感・茶色)は、
その人がどのようにして自分の人生を築いていくかを表しています。

この火と地の要素の強い方は、次に述べる他者関係軸(水と風)が強い方に
比べて他者に影響されずに、自分というものを軸にして
自分の成長を考えていきます。


『火の要素が強い方』


まず、火の要素の強い人は
自分の内側から湧いてくる直感が指し示す方向
に向って、
情熱的に進んで行くことを選びます。


あたかもこれは火が自ら燃え上がり、
あたりを明るく照らす力をもっているような
イメージです。


新しい方向に進むとき、そこに事実関係の照査などといった
細かいチェックをしなくても、


「とりあえず、なんとかなる」
「多分こっちであっている」


と、まずは動いてみることを大切にします。


「失敗すれば、そのときに考えよう」
「まずは、リスクをとって進もう」


と考えるのが、火の要素が強い方です。


火の要素が強い方が、エネルギッシュに動き
情熱を燃やすことで、
周りの人間は清々しい気分になり、
「自由」と「熱意」を感じることができます。


逆に、それが横暴な形で出てしまうと、
他者に無関心で横暴に行動してしまったり、
熱意だけが空回りして形に残らないという
側面が出てきてしまいます。

『土の要素が強い方』

さて、次に火の要素と反対の要素となる
土の要素の強い方についてお話します。


土の要素の強い方は、
経験と実感を大切にし、
小さいことから大きなことまで実際に自分の身体で経験し、
納得して、物事を運んで行きたいと、
自分の実感をベースにして、
石橋を叩いて渡るタイプの方が多いです。


「これまでの経験ではこうだから、こうしよう」
「それは一度試してみて、そこから考えてみよう」


と考えるのが、地の要素が強い方です。


これはあたかも大地が、
長い年月をかけてゆっくりと地層を形成して
すべての物を支えていくようなイメージです。


着実に自分の人生を自分の実感を通して
築いて行きたいとおもうので、
土の要素の強い方が歩いた後には、
着実な人生の道がくっきりとのこり、
いわゆる地道な努力家
としての側面が強くなってきます。


土の要素が強い方は、
経験を重視し、またその経験を他者に対しても開くことで、
よき先達のアドバイスとして、
そして実際の経験に基づいた説得力のある話し方で、
人々に「安心感」を与えることができます。


またその反面、
自分の経験だけにとらわれやすい側面があり、
他者に対して柔軟な対応ができない
という欠点も出てきがちです。

<他者関係軸>

さて、次に図の横軸になりますが、
この軸は他者関係軸と呼ばれます。

この軸上にある水の要素(感情・水色)と風(理性・緑色)の要素は、ともに
他者とコミュニケーションをとる場合、どのようなコミュニケーションを
通して相手と関係を結んで行くかを表します。

この他者関係軸(水と風)が強い方は、人とのコミュニケーションの中で
相手から学ぶことが大変多くなってきます。


『水の要素が強い方』

まず水の要素が強い方は、プライベートのコミュニケーション、
狭く深いコミュニケーションのなかで、感情の結びつきをじっくりと
形成して行くコミュニケーションのあり方を大切にします。

「多くの人と関わるよりも、近くの身近な人と深く関わりたい。」
「大切な人と、じっくりゆっくり関わり、二人だけの特別な時間を持ちたい。」

と思うのが、この水の要素が強い方の特徴です。

あたかもこれは、水が深い大地を浸透し、
一つの川となり、いつかは海となっていくようなイメージで、

心の奥深い感情を通して、相手と本質的に関わり
自分も相手も解け合い一つになるような
深い心の交流を求めている

それが、水の要素が持つイメージです。

水の人は、逆に、自分の感情に決して嘘をつけないので、
時に相手の感情を縛ってしまい独占欲に駆られてしまったり、
自分の敏感な深いレベルの感情を守るために、
自分の殻にとじこもってしまいがちな側面が出てきてしまいます。


『風の要素が強い方』

そして最後に風の要素ですが、
風の要素が強い方は、水の感情機能とは逆に


相手との距離感を保ちながら、相手のことを認め、
相手のなかに様々な側面があることを知っていくことで、
自分の心のどの側面とうまく適応するだろうかを考えるという
社交性を重んじる傾向が出てきます。

水がプライベートの狭く深い心の交流を表すならば、
風はパブリックな広く浅い交流を表してきます。

「あの人はこういう風に考えるみたいだから、今日はこういう自分でいこう」
「ああ、このひとはこういうところがあるんだな。なるほどー。」

と、人に様々な側面があることを認め、自分の本音レベルでの感情はさておき、
こういうひとがいるんだな、と素直に受け入れる姿勢を傾向として強く持ちます。

あたかもそれは、木々の木の葉の間をさらさらと吹いて行く風のような
イメージと思ってもらって結構です。

風の人は、逆に、ある種柔軟に相手にあわせられる一方で、
自分の感情に嘘をついて相手に会わせることもしばしばあり、
自分の本当の感情に気付かないで、ストレスをためてしまったり、
また相手の本当の深いレベルでの感情に触れることが怖く
どうしても対人関係で淡白になりがち
という側面を持ちがちです。


<最後に>

さて、実際に自分がどこに当てはまるかですが、
簡単に見る方法として、太陽星座で見る方法があります。

実際には、占星術絵画のコーナーを見てもらえればわかるのですが、
占星術で使う惑星は太陽以外にも様々な惑星が沢山あり、
決して太陽の位置だけで自分の4元素の配分を知ることは
できません。

しかし、簡易的な方法として、以下のように
12星座には4元素が配当されているので、
是非一度調べてみると新しい発見があるかもしれません。

また、実際の星の配置を使わなくても
「なんとなく自分は風だな」
とか
「あの人は水っぽいなー」
とか、

「俺には火の要素が少ないな」
とか、

4元素火地風水という心理パターンを覚えているだけで、
なかなか意識することのできなかった様々な要素が
明らかになってくると思います。

では、最後に12星座別の四元素の配当について
掲載しますね。

火の星座
牡羊座(3.21-4.19)・獅子座(7.23-8.22)・射手座(11.23-12.21)

地の星座
牡牛座(4.20-5.20)・乙女座(8.25-9.22)・山羊座(12.22-1.19)

風の星座
双子座(5.21-6.21)・天秤座(9.23-10.23)・水瓶座(1.20-2.18)

水の星座
蟹座(6.22-7.22)・さそり座(10.24-11.22)・魚座(2.19-3.20)

是非参考にしてくださいね。 それではまた明日!

Jun23

今、夜空に見える惑星達 「金星」

こんにちは。今日から三日間、
今の季節、実際の夜空に見える惑星の話をしますね。
 
 
占星術で使われている
惑星達は、実際に肉眼でも見えることご存知でしたか。
 
 
今日は夜空の中で最も明るい星のひとつ
金星のお話をしますね。
 
 
夕方近くに段々と辺りが暗くなりはじめるころ、
西の空にひときわ輝く星があらわれます。
 
 
この星が、いわゆる宵の明星といわれる
金星です。
 
 
他の星よりもダントツで輝くので、晴れていれば、
必ず見つけることができます。
東京の空でももちろん見つけることができます。
 
 
この金星は、占星術の世界では「愛」の星。
ギリシア神話では、このひときわ輝く金星を、
愛と調和、美を司る神様アフロディーテ(ローマ名ヴィーナス)
が支配する惑星としてとらえられています。


占星術では、この金星は、男性にとっての好みの女性のタイプ
であったり、女性にとっては、自分の異性への愛情表現のあり
方を示す、恋愛の表示星として扱われます。


また、同時に「自分がこういうことをしていると楽しい」という
心地よさを感じる状況やシチュエーションを表す惑星とされてい
ます。
 
 
そのひときわ輝く星の光に
昔の人は自分たちの心に眠る
「美」や「愛」「調和」といった
力を見たのかもしれませんね。


是非学校や仕事の帰り際、
夜空を眺めながら今日のお話を思い出してみてください。


明日は、今の夜空で、金星の次に明るく光る星
木星のお話をします。
 
 
お楽しみに。

Jun24

今、夜空に見える惑星達 「木星」

こんにちは。今、夜空に見える惑星達についてかたる二日目の今日は、
金星に継いで明るい惑星『木星』
についてお話します。
 
 
今、夕方の西の空に金星が輝き始める頃、
東の地平線に現れ始め、
夜の8時から9時ごろには南東の方角に、
夜の11時から12時ごろにかけては南の空に
美しく、存在感をたたえながら
輝いている星、
 
 
これがギリシャ・ローマ神話では、
全天を統べるといわれた神様
ゼウス(ジュピター)の支配する
『木星』という惑星です。
 
 
太陽を除く、もっとも明るい恒星おおいぬ座の
シリウスがマイナス1.47等星で、
木星の明るさは、そのおよそ2.5倍の
マイナス2.5等星と
天空のどの他の星々よりも明るいので、
すぐに見つけることができます。
 
 
『木星』は、黄道(一年をかけて太陽が通る通り道)
をおよそ12年かけてゆっくりと一周し、
またその雄大な動きと明るさから、
星々の中でも、王者としての威厳を持つとされてきました。
 
 
ギリシャ・ローマでは最高神ゼウス(ジュピター・ラテン語読みでユピテル)
として扱われ、
また中国では黄道を12年で一周する軌道から
12支を司る歳星として奉られていました。
 
 
占星術の世界では、木星は、
「幸運」を運ぶ惑星として扱われ、
積極性や、発展性、楽観性などの意味を持ち
また、宗教や哲学といった深い智慧を象徴する
惑星ともされてきました。
 
 
僕自身の名前が、ユピテルジョージなのも、
僕自身が生まれたときの夜空のもっとも高い場所に
木星が輝き、
また幸運を運ぶその星の意味にあやかり、
皆さんに幸運を運べるように、という意味を込めて
ユピテル(ジュピターのラテン語読み)という
名前をつけるにいたりました。
 
 
大変美しく輝く星なので、
是非皆さんも
見つけてみてくださいね。

Jun25

今、夜空に見える惑星達 「土星」

こんにちは、ユピテルジョージです。


今の星空について語る3回シリーズの最後の今日は
土星のお話をします。


2007年6月後半の現在、一昨日お話しした金星のすぐそばに
輝いている惑星が土星です。


6月に入り梅雨入りをしてしまったので雨や曇りの日が多く
なかなか綺麗な星空が見ることができないのが残念ですが、


土星も1等星の明るさをもっているので、晴れていれば
空が暗くなり始める頃、金星とともに観測することができます。


7月1日の夕方には、土星と金星が大接近をするので
晴れていれば是非見てみたいものです。


土星と金星の大接近の詳細については、
天体観測雑誌『星ナビ』を出版しているAstroArts社の
ホームページを御覧下さい。
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2007/200707/0701/index-j.shtml


さて、西洋占星術ではこの土星は、
他の金星や木星にくらべると暗く輝き、
そして全天を一周するのに29.5年もの年月をかけて
ゆっくり運行して行くので、


老齢と制限の星、
とされてきました。


ギリシャ神話ではゼウスの父親クロノス
ローマ神話では農耕神サトゥルヌスという
神が支配する惑星とされています。


木星が幸運を運ぶ惑星とされてきたのに対して
この土星は、老齢や制限、障害を表し、
古来から不運の惑星とされてきました。


実際に生まれた人の星の配置に、
この土星の影響がつよくでる時期には、
さまざまな試練が身の回りに起きてくる
と感じることが多くなるといわれています。


しかし、一方でこの土星が強く影響を与える時期は、
「試練や障害の中で本当の自分自身の力を
じっくりと鍛えていく」
という側面もあり、


多くの方がこの土星が象徴するような人生の試練のもとで、
「自分らしさ」をさらに深めて、
より強く、より生き生きと
自分の人生を生きていくための力を
培っていきます。


その意味では、
一概に障害や不運と行ったマイナスの側面だけに
焦点を当てるのではなく、


それをいかにのりこえて、
そしてどのような自分になるのかを
しっかり考えていける機会と
とらえるようになれば、


土星という惑星も
自分自身の大きな力の一つとして
味方につけることができます。


梅雨はまだ続きますが、晴れてくれれば
7月1日の夕方、西の空には
金星と土星の大接近とともに、
東の空からは、綺麗な木星が上がり始め


この三日間の話も、
いちどに振り返ることができます。


それでは、皆様また明日!
明日も良い一日を。


Jun27

エジプト世界からの贈り物「太陽暦」

こんにちは、ユピテルジョージです。まだ梅雨は晴れませんが、
段々と「夏」を感じる気候になってきましたね。


先週の22日は、太陽が南の空に、一年で最も高く昇る
「夏至」の日でした。


暦の上では、もう夏は始まっているのですね。


今日は、この「夏至」にちなんで
古代エジプト世界に誕生した
現代でも使われている1年365日で成り立つ
太陽暦のお話
をしたいと思います。


エジプト世界では、一年の始まりを
現代の暦でいうところの7月22日ごろにある
「夏至」の日に定めていました。


なぜか。


それは、彼らの生活の全ての基盤となっていた
ナイル川の氾濫
がこの
夏至の日に毎年始まるからでした。


夏至を迎えると、ナイル川は穏やかに
増水と氾濫を開始し、ナイル川上流域の
肥沃な大地の養分を運び、エジプト世界の
農業はおおいに発展しました。


そして、この夏至を迎える日、
太陽が昇る直前に、全天で最も明るい恒星
シリウス(エジプト名ソティス)が、東の地平線に輝きました。


彼らはこれを
ヘリアカル・ライジング
と呼び、
このナイルの氾濫が始まる夏至の日こそ、彼らにとっての
一年の始まり
とされたのです。


そして彼らは、このナイル川の氾濫周期から
一年の正確な日にちを計算し、
各々30日の12ヶ月と、5日の余剰日を
付け加えた、
現代でも使われる365日にちの太陽暦を
創りだしたのです。


この時代、その他の文明、文化圏では、
主に、月の満ち欠けに基づいた
太陰暦を使っていたため、
一ヶ月が28日
それがおよそ13ヶ月で
だいたい1年、
という


年度ごとに修正をしなければ
実際の季節と段々ずれて離れて行ってしまう
暦を使っていました。


エジプトの太陽暦が世界に広まるきっかけとなったのは
その後のアレキサンダー大王の東方遠征によって
ギリシア・ローマ、エジプト、オリエント、インドなどの
世界の文化が混淆する前三世紀ごろから三世紀ごろまでの
ヘレニズムの時代に、太陽暦が正式に採用されたことが
きっかけでした。


その意味では、
現代の私たちが使っているカレンダーは、
ルーツをたどって行けば、遥か遠くの


エジプト世界からの贈り物


といえるかもしれません。

Jun28

「24時間」の発祥は?

こんにちは。ユピテルジョージです。


昨日は、太陽暦の誕生についてお話ししましたが、
今日はそれに引き続き、
私たちが現在、当たり前のように使っている
24時間制
についてお話します。


そもそも明治の日本政府が太陽暦を
国の正式の暦として認める前までは、
ずっと、月の満ち欠けの周期をもとにした
太陰暦をつかっていました。


そして、その時代は
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
のいわゆる「12支」で
一日の時間を区切っていました。


明治時代までの時間は、
現代風にいうなれば「12時間制」だったのです。


それが、明治政府が太陽暦を採用してから
日本の時間制度も、西洋に習い
24時間制
に変更することになりました。


いまでは、このおなじみの24時間制、
いったいどのような歴史的背景から
生まれてきたのでしょうか。


今日はそれについて掘り下げてみましょう。


さて、この24時間制が誕生したのは、
やはり「太陽暦」という便利な暦を生んだ
エジプト世界においてでした。


エジプト世界では、
デカン
と呼ばれる36の星座を
全天に均等に配置していました。


このデカンは、バビロニア世界に生まれた12星座とは
別の星座の体系です。


そして、昨日もお話したナイルが氾濫する夏至の日、
その前兆としてみられる
ヘリアカル・ライジングが
起きるころ
夏は昼が長く、そのために夜が短いので
36個のうちの12個のデカンがのぼり
この12個のデカンによって
夜はこれを基準にして12時間とされ、


また昼の時間は、
もともと10進法を使う習慣のあったセティ1世(前1294-1279)の時代には、
昼は10時間であったのだが、
これに昼間の前後にある薄明の時間を1時間ずつ
加えて
昼も12時間として、


昼が12時間、夜が12時間
の24時間制が
誕生することになったのです。


この24時間制では、
1時間の長さは年間を通じて変化するけれど
1年に二回春分、秋分の日には
昼と夜は同じ長さになり、
すべての時間が等しくなりました。


これが現在の24時間制の
本家本元になったのです。


時間制度というとても身近なものですが
掘り下げて行ってみると、
意外に面白い歴史的背景がわかってくるものですね。


今日はトリビアな
まめ知識でした。


それでは又明日!

Jun29

「曜日」の発祥は?

一昨日は太陽暦、昨日は24時間制
の歴史的発祥についてお話ししましたが、


今日は、
トリビアな発祥シリーズ
最終回。


「曜日の発祥」
についてお話しします。


私たちが使っている
月火水木金土日
の7曜日、


これが西洋占星術の世界観に基づいているといったら
驚きですね。


今日はそのお話をしていきます。


昨日お話しした、24時間制。
これはエジプト世界で生まれたものなのですが、


曜日は、更にこの24時間制に
バビロニア世界の天文学の知識が
加わって、成立したものなのです。


古代の世界でもっとも
天文学が発達していたのは、バビロニア世界でした。


なぜなら、バビロニア世界では、
太陰暦という月の運行を基準にした暦を
古来から使っており、
また、彼らの宗教の最高神は、
シンという月の神様でした。


そして、同時に彼らは7つの惑星に
それぞれ自分たちの神様を当てはめて
信仰する、星辰信仰をもっていました。


実は7つの惑星全てに自分たちの
神を当てはめ、惑星を信仰の対象としたのは
バビロニア世界が初めてでした。


そして、月や惑星の運行は
太陽よりも複雑で、
そのため月の運行を予測する為の
天文学が他の地域よりも
複雑に発展しました。


そして、バビロニア世界の天文学の
観測も正確で
地球からの惑星の配置を近い順から
月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星
と正確に把握していました。


さて、これらのバビロニア世界で知られていた
惑星の順番とエジプトに発祥した24時間制の融合こそが、
曜日の順番を生み出す要素となったのです。


アレキサンダー大王によって始まった
バビロニア世界の文化と、
エジプト世界の文化が融合した
ヘレニズム期の
アレキサンドリアという都市の占星術師は
このように曜日の順番を出して行きました。


まず
バビロニア世界で知られていた惑星の順番を
地球から遠い順番で
土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月
としてならべ、


次に一日24時間の1時間ごとに
土星から順番に、
土木火日金水月
とならべていきました。


そして、1日目のサイクルは、
土木火日金水月 土木火日金水月 土木火日金水月 土木火
と並び、


2日目はそれに引き続き、
日金水月土木火 日金水月土木火 日金水月土木火 日金水


3日目はそれに引き続き、
月土木火日金水 月土木火日金水 月土木火日金水 月土木


4日目は、
火日金水月土木 火日金水月土木 火日金水月土木 火日金


5日目は
水月土木火日金 水月土木・・・・・


6日目は、
木火日金水月土 木火日・・・・


7日目は、
金水月土木火日 金水月・・・


そして一週間経った8日目に、
土木火日金水月 土木火日金水月 土木火日金水月 土木火


と戻ってくるのです。


もうお分かりと思いますが、
24時間の1時間ごとに、先ほどの土木火日金水月の
地球から遠い惑星の順番に並べて行くことで
一日の最初の一時間が、その日の曜日、
とされたのです。


これを並べて行くと
土日月火水木金
という曜日の順番になったのです。


現代ではこれを
日曜から始めて、日月火水木金土
あるいは
月曜から始めて 月火水木金土日
としていますね。


曜日を考え出したのは、アレキサンドリアの
占星術師だったようです。


意外なところに、そして身近なところに
このような占星術の知識が何千年も
生きているのです。驚きですね。


Jul07

「術」と「学」

こんにちは、ユピテルジョージです。


今日は西洋占星術における「術」と「学」についてお話しします。


西洋占星術は本来英語では
astrology(アストロロジー)といわれますが
これについて日本の占星術の世界でも二通りの呼び方
で呼ばれています。


ひとつはおなじみの「占星術」
もうひとつはあまり聞き慣れない「占星学」


この「占星術」という呼び方と、
「占星学」という呼び方は、
astrologyの2つの側面をそれぞれ
あらしているといえます。


「占星術」といった場合、
これは実際にastrologyの知識を用いて
鑑定活動の中でお客さんと向かい合う
実際的な技術という意味合いが強くなります。


一方「占星学」といった場合には、
ひとつの象徴体系、宇宙論としてのastrologyを
学問的態度で研究するという意味合いが強いのです。


これは、「医学」と「医術」の違いとも
似ているといえます。


「医」について学問的に研究を行い「医」の知識を
より学究的に深めていくのが「医学」


一方で「医学」で明らかになっている知識を用いて、
実際に患者さんと向かい合い、病気を治していくのが
「医術」となります。


「医学」と「医術」の関係も、
「医学」がないと「医術」も発展しないように、
また、「医術」がないと「医学」も発展しないように


互いに、学問的な「学」と臨床的な「術」は
補完関係にあるとあるといえます。


そして、西洋占星術の世界でも
やはり「占星術」と「占星学」はともに
補完関係にあるといえます。


「占星学」は主に、多くの文献を通した研究と思索を通して
理論的に知識を体系化していきます。


一方で「占星術」は、実際のカウンセリングを通して、
実際にお客様が悩みを解決するまでの支援
という実際的な側面をもっています。


「学」で手に入れた「知識」は、実際的な「術」で活かされ、
「術」で手に入れた「経験」は、学問的な「学」で活かされる
という相互補完的な関係が存在しているのです。


お客様から信頼していただける
いい占い師になるためには、
このように「学」と「術」の両側面から
自分のカウンセリングの技術や、占星術の知識を磨いて行かなければ
ならないのです。

Jul12

人生を豊かにするための西洋占星術

西洋占星術の勉強を深くおこなっていると
そこに人間の
「生命」
が立ち現れてくることがある。


今ここに生きている、他の誰でもない
その人自身が、いまここにいる。

という感覚。


いわゆる「生きる」
という感覚。


西洋占星術は2600年もの間、
幾億人の人間の
「こころ」 と「人生」
によりそってきた
一つの世界的な「文化」である。


そして今自分はこの現代の社会の中で、
その長い歴史を持つ占星術文化の
ひとりの担い手となっている。


そして、日々、西洋占星術師として
鑑定の仕事をやっていて感じること。


それは、ある程度物質的な欲求が満たされている
この時代、
多くの人が必要とする、「新しい富」とは
「生き甲斐」という「目に見えない心の富」に
なりつつあるのではないかということである。


「生き甲斐」
一言で云ってもそれぞれの人にとってそれぞれの意味を
持つ言葉だと思う。


僕にとって「生き甲斐」とは、
その人の人生のなかでその人の生命を輝かせて行くこと
にあるのではないだろうかと思う。


人間も、人間である以前に
「自然」の一部であり、「生き物」である以上、
「自分自身の生命の躍動」を日々の生活の中で
あまり感じられずに生きていくということは、
辛いことだと思う。


生き甲斐を感じるということは、
生きていてよかったと感じることだと思う。


「感動」であったり、
「絆」であったり、
「達成感」であったり、
「笑顔」であったり。


それぞれの価値観に基づいて
それぞれの生命の輝きを
それぞれの舞台で持つことができる。


少しでもそういう世の中に
少しでもそういう時代に
近づけていけるように
鑑定の活動も頑張っていきたい。


人類史的な長い歴史を持つ占星術という文化を
人生を楽しみ、生き生きと生きれる為の
ひとつの人生の栄養や材料として
紹介し、提供して行くことができないだろうかと思う。


貴方の人生を豊かにするための西洋占星術。
貴方の生命を輝かせる為の西洋占星術。


より広く
より身近な
より心に届く文化として
皆さんのもとに
紹介して行けないだろうか。


現代に生きるひとりの占星術師として
ユピテルは、そういう希望をもっています。

Jul14

神話におけるトリックスターについて

こんにちは、ユピテルジョージです。


皆さんは、トリックスターという
言葉をご存知でしょうか。


トリックスターとは、
神話の中で、
いたずらを通して
物事を錯乱させて、


しかし、その混乱の中で
もともと出会うことのなかった
2つの世界を
いつのまにかくっつけてしまう存在

という意味を持っています。


北欧神話のロキ
西遊記の孫悟空
ギリシア神話のヘルメス
日本神話でいうとスサノオ
トランプでいうとジョーカー(!)


といった存在です。


いたずら好きで
多くの人をカンカンに怒らせ
混乱させるのだけれど、
どこか憎めない、
愛嬌のある存在。


不思議にどの地域の神話にも
そのようないたずら好きな神様
が出てくるのです。


こういった神話の世界も、
どこからしら、日常の世界に繋がっている
という感覚があるから、
ずっとずっと語り継がれてきた
のかもしれないと
最近強く思います。


皆様の身の周りにも
このようなトリックスターみたいな人
いますでしょうか?


最初は彼(彼女)のいたずらに
カンカンにおこっていたけれど、


時間が経って、落ち着いたら
自分がこれまで
知らなかった世界を知るきっかけとなったり


多分その人と出会っていなかったら、
今の自分はなかったのだろうな、
という人。


思い浮かべてみると、
誰しもそういう
自分の人生におけるトリックスターと
呼べるような人が
一人はいるでしょうね。(笑)


昨日の『月に昇ったうさぎ』もそうですが、
神話はこうした日常世界を
もうひとつの眼差しで見るための
面白い感覚を伝えてくれる
不思議な存在なんだなと思います。


ことばには出来ないけれど
うなずける感覚、
共有できる感覚、
そういうものが神話の中には
きっとつまっているのでしょうね。

Aug21

得意分野の心理分析

西洋占星術ではその人の得意分野は、
木星の配置で表されます。


「気付いたら上手く出来ること」


気付いたら、何かに挑戦する気概があり
積極的にリスクがとれる(木星が牡羊座にある場合)


気付いたら、計画性をもってじっくりと
組織だって目標を達成して行ける(木星が山羊座にある場合)


気付いたら、人と話をするのが得意で
様々なことに興味を持てる(木星が双子座にある場合)


気付いたら、物事の本質を捉えるのが上手で
まっすぐと物事の真偽を直感的に見分けることが出来る(木星が射手座にある場合)


しかし、ここでは、「これがアナタの長所です、終わり」ではなく、


この「気付いたら・・・」というのが大きなミソになって来るのです。


実は、気付いたら上手く出来る長所というのは、


自分の中で「当たり前にできること」
であり、


他者に対して「どうしてこれができないのだろう?」と
おもったり
「出来て当たり前」と、相手に対して
自分の価値観を配慮なく押し付ける結果になりやすいのです。


こうしたとき、
自分の長所を客観的に把握していると、
相手に自分の価値観を押し付けることなく


「自分のこういう長所を活かして
 現状をこう変えて行こう」


自分の挑戦する気概を生かして
積極的にリスクをとって皆のリーダーシップをとっていこう(木星が牡羊座にある場合)


計画性をもってじっくりと
組織だって目標を達成できる能力を生かして
皆の安心出来る計画と実行案を立案しよう(木星が山羊座にある場合)


人と話をするのが得意で、様々なことに興味を持てる
長所を活かして、人と人をつなげたり
物事に眠る様々な可能性を提案して行こう。(木星が双子座にある場合)


物事の本質を捉えるのが上手で
まっすぐと物事の真偽を直感的に見分けることが出来る長所を活かして
本質的なこと、大切なことをまっすぐ提唱して行こう(木星が射手座にある場合)


と、
相手を支える様な形で
自分の長所を生かして
助け合って行こうとする意識を持つことが出来ます。


Aug23

「火」

失敗を恐れないこと。

勇気。

前にすすむ力。

自分が進む未来へのビジョンを描く力。


西洋占星術ではこのような
心の力を


「火」の力と呼んでいます。

「火」、

それは時に
大火事を生み
多くの人の命さえ奪うこともある


「火」、

しかし同時に、
ギリシア神話の
人間のために
神々から火を盗んだプロメテウス
のように


多くの人の
希望と、新しい時代の訪れを
もたらすこともある


「火」、

人を暖める
暖かさを持ち
暗闇を照らす光を生み出す。

絶対に無理だ

と呼ばれる環境にあっても

「情熱」
という
心の火を燃やすと


絶対に無理だ

の向こう側にある闇を

その明るい火で
照らすことができます。


それが
「ビジョン」であり
「直感」と呼ばれるものです。


リスクをとって
前に進む。


「火」、


あなたの中の火は

今、

燃えていますか?

Aug26

心理占星術について

西洋占星術は
古代から続く
心理学。


これは一面では
かなり正しいといえます。


もちろん西洋占星術は
未来予測という意味でも
心理学と全く同じ物ではありません。


しかし、
実は実際の学問としての心理学と
西洋占星術との間には
とても深い繋がりが存在しています。


まず、近代心理学が勃興し始めたころ
ユング心理学で有名な
深層心理学者の、カール=ユング博士は、


世界各地にちりばめられた
古代の神話の中に
人間の心理の大きなパターンが
現れており
それは人種や地域に関わらず
人間に普遍的な心が持つパターンを
表している
との研究を行いました。


そして、実際にユング博士は、
西洋占星術も大いにその
研究対象としていました。


また、そのユング心理学の体系を
用いて
世界で初めて、ユング心理学と
西洋占星術を本格的に融合させた
心理占星術というものを
体系立てたのが、


イギリスの占星術家
リズ=グリーン女史
でした。


日本では、
占星術界のプリンスと呼ばれている
鏡リュウジさんが
このリズ=グリーン女史の
心理占星術の重要な書籍を、翻訳活動を通して
日本に紹介しました。


有名なところでは
リズ・グリーン著 岡本翔子・鏡リュウジ訳『占星学』青土社1994
リズ・グリーン著 鏡リュウジ訳『土星の心理占星術』青土社2004

この心理占星術、
というのがとっても面白い内容なのです。


ユング心理学をベースにしながら、
しかし、同時に西洋占星術の惑星や星座のルールに基づいて
西洋占星術の世界観を
深層心理学的に、そして神話学的に
深く読み解いて行くのです。


リズグリーン女史の文体も、
心理学の幅広い教養と知識に裏付けられており、
また、
実際の人間心理への洞察力も大変深いものがあり、
とても刺激的な本です。


ユピテルの鑑定では、
伝統的なホロスコープの読みに加え
より深い心理分析を行う為に
この心理占星術の知識を
ベースにしています。


ユピテルの占いが、
ただの当て物ではなく、


お客様から
「気持ちが整理されてすっきりした」
という感想を多く頂くのは、


こうした心理占星術という
確固としたベースが
存在しているからなのです。


Aug27

暗黙知と形式知 その1

暗黙知と形式知


という言葉をご存知でしょうか。


もともとは
マイケル・ポランニーという
ハンガリーの物理化学者、社会科学者が、


『暗黙知の次元』
という書籍で論じた考え方なのですが、


日本には
経営学者の野中郁次郎氏によって
広く紹介されました。


暗黙知とは、
職人が、彼の親方から
言葉ではなく身体を通して
いわゆるコツやカンといった形で
伝えられていく行くような
知恵を表しています。


言葉にならない(形式化されていない)
暗黙の知恵なのです。


例えば、唐突ですが、
貴方は自転車に乗れますでしょうか。


小さい頃自転車に乗れるようになるまでは
何度も繰り返し倒れて乗り方を体で学ばなければならないのに


ある日
一度、自転車に乗れるようになると
それから二度と意識しなくても
いつでも乗れるようになりますよね。


そこで、どうやれば
乗れるようになるのか
言葉で説明しろ
といわれたら、
いよいよ
困ってしまいます。


えーーと、コツです。
一度コツがわかったら
それからずっと乗れるようになったのです。

というしかないのです。


タイヤが二つで
どれだけスピードを出しても
倒れないバランス感覚を
どうやってもてるようになったのかなんて
一度載れるようになると
まったく意識することは
ないのですが。


暗黙知とは、
そういうものなのです。


さて、その暗黙知ですが、
占いをやっていても
人間の中には
このような
様々な「暗黙知」が
隠れていることがわかってくるのです。


続きは
また明日。

Sep06

12星座のお話 その1

今日から3日間に渡って
占星術の基盤となっている
12星座
についてお話していきたいと
思います。


西洋占星術は、
「心理占星術」という分野が存在するくらい
人間の心理を表現するのに
とても便利な象徴体系となっています。


その基盤となる12星座も、
人間の心の変遷と配置を丁寧に表していく
シンボル体系になっています。


なぜ、「12星座」なのか
というところも、


色々な理由がありますが、
(一年が12ヶ月であること
2でも3でも4でも割り切れる数であること
など)


以前お話しした四元素(火・地・風・水)と絡めると
この12という数にも
大きな意味があることがわかります。


これは、
4元素×3つの状態=12星座
というものになってくるのです。


3つの状態とは、
個人(1人の人間としてどう外の世界と関わるか)
他者(1:1の人間関係の中で他者とどのように関わっていくか)
社会(1:多の社会関係の中で社会とどのように関わっていくか)
という3つを表します。


今日はは牡羊座から蟹座までの
4つの星座の説明をしていきます。


この牡羊座から蟹座までは
主にそれぞれ4元素で表される人間の心理が
上記の個人・他者・社会という3つの状態のなかでも
「個人」を通して
どう発揮されるかを
象徴したものになっています。


さて、それでは
12星座のお話を
始めて行きましょう。
 
 
 
 


牡羊座(火の星座・直感・情熱・ビジョン)
 
aries.gif
 
牡羊座のシンボルは、
生命の中心から噴出してくる
新しいエネルギーを象徴しています。
植物が春に芽を出し
新しい生命の息吹を感じさせるように、
物事を新しく始める力を持ち、
バイアスをかけずに物事をまっすぐに見つめ
そこに対し自分が何ができるかを
考えて行きます。
一方で、早急で、せっかちな部分があり
周りの状況をあまり深く考えずに
行動や発言をしてしまうなど
自己中心的になりがちで
自らの外側の世界に
配慮がない側面が出て来がちです。
  
 
 
 
牡牛座(地の星座・感覚・経験・安定)
 
taurus.gif
 
牡牛座のシンボルは、
◯であらわされる自己に
雄牛の角で象徴される
「具体的な経験」を身につけて
自らの人生の安定的な基盤を培って行こうとする意志を表します。
牡羊座は、牡羊座のやけっぱちで配慮のない側面を
克服しようと、
自らの五感を大切にしながら
具体的で強固な
より強固な自己の基盤を
じっくりと
築こうとしていきます。
一方で、自らが得た経験だけに
とらわれやすく
他の人の立場を理解できない
頑固な側面もでてきがちです。
 
   
 
 
双子座(風の星座・理性・コミュニケーション)
 
gemini.gif
 
双子座のシンボルは
こちら側と
未だ見ぬあちら側との
新しい流通を意味します。
牡牛座の自分の経験にとらわれがちだった部分を
克服しようと、
自己の外側の多様な価値観を柔軟に
認めていこうとします。
多くのひととのコミュニケーションを大切にし、
また、外側の世界を知る為の知的欲求、好奇心も
大変強いです。
一方で、自分本来の感情の動きに鈍感な部分があり、
そのためにいつも動いて新しい情報を
手に入れ
また、色々な人と話をしていなければ
気が済まないといった
感情的に落ち着かない部分が出て来がちです。
  
  
 
  
蟹座(水の星座・感情・共感)
 
cancer.gif
 
蟹座のシンボルは、
自らの心の内側に
外から受ける多くの印象のなかでも
自らが安心して受け入れられるものを
じっくり選んで配置して行きたい
という思いを表します。
双子座の自分の内側の感情の根っ子に
鈍感だった部分を克服し、
外の世界からの刺激を自らの感情レベルで取捨選択し、
自らの内面の世界を豊かに築いて行こうとします。
また、その豊かな内面世界を
身近な大切な人とシェアーすることで、
密接で、安心出来る関係を築こうとします。
一方で、自らの内面世界を守る為に
自分の感情の殻に
とじこもりやすいところが
あります。
 
 
 
参考記事
4元素のお話

Sep07

12星座のお話 その2

昨日の記事は好評で、
何人かの方から面白かったとご感想をいただきました。


ご意見ご感想等あれば
ブログのコメント欄や
info@ondorinohane.com
までお気兼ねなくお送り下さい。


さて、昨日の記事をみても
おわかり頂けたと思うのですが、


また各星座には
それぞれ次の星座へ
架け橋して行く
心理的な繋がりが生じて行きます。


牡羊座でできなかったことは
牡牛座へ、
牡牛座でできなかったことは
双子座へ、
・・・


そして
最後の星座である
魚座でできなかったことは・・
 
 
・・一周して牡羊座へ。
 
 

 
 
12星座で表される心理は
ぐるっと一周して戻って行く
円輪構造を描いています。


長所と短所のこうした円輪的連鎖は
だれが一番、とかではなくて
互いの長所と短所を補いあいながら
ともに生きて行く意識を表しているのです。


さて、今日は獅子座から蠍座までの
4つの星座のお話をしていきます。


昨日の4つの星座は
個人・他者・社会の
3つの状態の中でも、
「個人」
4元素が個人のなかでどう
表現されるかをあらわしていましたが、


今回の獅子座から蠍座までの星座は
「他者」
1:1の人間関係のなかで4元素がどのように
表現されるのか
ということがテーマになります。

 
それでは、今日も始めましょう。
 
 
 
 
獅子座(火の星座・直感・情熱・ビジョン)
 
leo.gif
 
獅子座のシンボルは、
自己を表す◯から
他者に向けてダイナミックな光の尾を
放つ意識を
象徴しています。
蟹座が、自分の感情の殻に閉じこもりがちで
親しい人にしかなかなか自分を開けない部分を
克服し、
どの人にも公明正大に
自らの明るい意見や意志を伝えようとします。
自己の存在を積極的に肯定し、それの熱を他者にも伝えることで
限りないエネルギーをともに分かち合うことのできる力をもっています。
一方で、自分への根拠なき自信に自らが振り回されてしまうと、
他者に自分が受け入れられていないと感じたときなどには、
怒りの感情が胸の内からわき起こってきたり
人以上に傷つく部分が出て来がちです。
 
 
 
乙女座(地の星座・感覚・経験・安定)

virgo.gif

乙女座のシンボルは、
自分自身を表す「M」に
乙女の髪で象徴された、繊細な感覚、事実認識能力
が自らの内面に向けられている様子を表します。
獅子座が根拠なき自信のために
周りを振り回すことが多い部分を克服し、
経験と事実に基づいて
他者関係における自分の客観的なたち位置を冷静に
考えようとしていきます。
自己をなるべく事実に基づいて認めて行こうとするので、
労働や地道な努力の結果出てくる、
具体的な結果を自ら地道に認めることで、自己を認識します。
分析能力が大変高いのですが、一方で、
重箱の隅をつつくような批判や物の見方をしがちで、
ストイックになればなるほど、大局を見失いがちで
バランスに欠ける部分がでてきます。
 
 
 
天秤座(風の星座・理性・コミュニケーション)

libra.gif

天秤座のシンボルは、
二つの異なる世界観を
天秤という器具を用いて
公平性とバランスを大切にしながら
両者の均衡点を探って行く意識を
表しています。
乙女座が重箱の隅をつつくような批判的な眼差しを持つために
物事の大局を見失いがちだった部分を克服しようとし、
物事の真の調和を大切にしようとします。
人間関係でのバランス、またバランスのとれた構成美を
大切にし、また色々な価値観をもつ他者と
社交的に付き合って行くことを楽しみます。
一方で、人間関係の深い感情レベルでのつきあいになると
相手の深い部分にタッチすると
自己の心理的バランスが崩れてしまうという怖れを強く持つため、
対人関係で深いコミットメントをしようとする人に対しては、
はっきりしない優柔不断な態度を続けてしまったり、
気付かない間に相手に対して非情な対応を無意識にしてしまう部分も出てきます。
 
 
 
蠍座(水の星座・感情・共感)

scorpio.gif

蠍座のシンボルは、
自分自身をあらわす「M」に
「蠍の針」で象徴する
相手の心理的な中核部分を
察知する感性が付け加えられています。
蠍の針は、相手に「死」をもたらす猛毒ですが、
心理学的に「死」は、
生まれ変わり、心理的な劇的な成長を表します。
蠍座は、天秤座が人間関係での深いコミットメントを避けようと
しがちな部分を克服し、相手との深い心の繋がりを
求めます。
深く相手と関わり、いくつもの心理的危機を乗り越えながら
絶対に切れることのない相手との心の繋がり
をその中で築いて行きます。
一方で、相手からの裏切りを大変怖れるので、
その不安を隠すため、
感情レベルで無意識に相手を深く束縛してしまいがちな部分も
強く出てきます。

Sep08

12星座のお話 その3

こんにちはユピテルジョージです。
 
 
さて、いよいよ12星座のお話最終回は
射手座から魚座までのお話をしていきます。
 
 
最後の
射手座から魚座までの4星座は、
「個人」「他者」「社会」の3状態のなかでも
「社会」をメインテーマとし
 
 
多様な人間が生きる「社会」
のなかで
自分という存在をどのように活かして行くのかを
表してきます。
 
 
さて、今日もはりきって
いきましょう。
 
 
射手座(火の星座・直感・情熱・ビジョン)
 
sagitarious.gif
  
射手座のシンボルは、
自己からはなれたより遠くの的(目標・理想)の
より「本質」に近い場所を、自らの手で射抜きたい
という気持ちを表します。
蠍座が、相手を感情的に深く縛りがちで
相手との支配的な関係を結びがちだった部分を克服し、
射手座の意識では
「人間の自由」という普遍的な価値をなによりも大切にし
自分も相手も心理的に「自由」であろうとします。
多様な個人が集いあい
構成される社会のなかでも
その全ての人の心に共通する
「本質」「射抜くべき的」とはなにかということを
射手座は常に考えています。
しかし一方で、本質を直接射抜きたいという意識から
本質的なこととは関係ないと自分が判断したことには無関心で
そうしたところから物事の細かい部分への注意力が散漫となりがちで、
自分が興味をもてない多くの物事に対してルーズな側面も出て来がちです。